作成:2009年10月26日 s.tachibana 最終更新:2010年02月24日 SV本体:ver1.2に対応

Stereograph_Viewer_説明書

鵜飼研究室ホームページ

偏光立体ディスプレイ上での画像アニメーション再生用に作成した
Stereograph Viewer の使用法の説明です。


目次

1.ダウンロード
   ダウンロード
   対象環境
2.本体の操作
   対象ファイルの準備
   アプリケーションの起動
   コンフィグの設定
   フルスクリーンで表示する
3.修正と改良
   使用しているスクリプトについて
   修正・改良等を加えたときは

1. ダウンロードと対象環境

ダウンロード

subversionからダウンロードできます。 もしくは、studentに置いてあります。

対象環境

このアプリケーションの推奨動作環境は下記の通りです。

推奨動作環境
 CPU Pentium 133Mhz以上
 OS Windows 98/Me/2000/XP/Vista/7 日本語版
 メモリ 32MB以上
 DirectX 8.0以降必須
 ディスプレイ 800x600ドットフルカラー以上

下記エミュレータを使用することにより、Windows以外の多くの環境で動かすことも可能です。

  • ONScripterのページ

    また、このアプリは下記のようなタイプの立体ディスプレイで使用する目的で作りました。

  • 画面の左半分に左目用画像、右半分に右目用画像を入力する
  • 画面の上半分に左目用画像、下半分に右目用画像を入力する

  • 2.本体の操作

    対象ファイルの準備

    左目用、右目用の画像をそれぞれ別のフォルダに準備し、dataフォルダ内に入れます。

    そのとき、ファイル名には、それぞれのフォルダ名の後に0(もしくは00) から始まる連番のファイル番号を付けるようにして下さい。

  • 例:data/右目用/右目用00.jpg
  • 詳しくは後述のコンフィグの設定と、dataフォルダ内のサンプルファイルを参照して下さい。

    また、使用可能なファイル形式は、jpg、bmp、pngの3種類です。

    アプリケーションの起動

    図1.メイン画面
    図1.メイン画面
    図2.メニューバー
    図2.メニューバー

  • SV.exeをダブルクリックすると起動し、図1の画面が表示されます。
  • 画面右下の分割タイプをクリックすると、左右分割と上下分割を切替えます。
     明るく表示されている方が、使用中の分割タイプです。
  • STARTをクリックすると、
      ・左右のファイル名
      ・拡張子
      ・ファイル枚数
     の入力を促すダイアログが、表示されます。
  • 確認画面でYESを選ぶと、アニメーションが始まります。
  • アニメーション中に左クリックで早送り、右クリックでストップします。
  • ストップ中に左クリックでリスタート、右クリックでメニューバーを表示します。
  • 図2の下部が、右クリックで表示されるメニューバーです。
     再度右クリックすると、メニューバーを消し元の画面に戻ることができます。
  • SAVE及びLOADは、現在表示中の状態を保存する機能です。
      ・保存日時
      ・ファイル名
      ・番号の桁タイプ
      ・拡張子
      ・簡単な自由入力コメント
      ・スクリーンショット
     の6点を、保存しておくことができます。
  • 保存できる数は現在50で、スクリプトの書き換えで増やすことも可能です。
  • 保存ファイルの46〜50番は表示サンプルになっていますが、現時点では書き換えのロックは掛けていません。
  • CONFIGについては、詳しくは後述します。
  • RESETでメイン画面に戻り、EXITでアプリケーションを終了します。
  • コンフィグの設定

    図3.コンフィグ画面
    図3.コンフィグ画面

    コンフィグでは、各種の設定を行います。
    明るいシアンが選択中の項目で、暗い青の項目をクリックすると選択を変更することができます。

    ver1.0現在、設定可能な項目は下記の通りです。

  • ファイル番号のタイプ
      ・0、1、2・・・10、11、12・・・99、100・・・と、0から最大10桁まで使用可能
      ・00、01、02・・・98、99と、00から99までの2桁固定の数字が使用可能
     の、2種類から選択することができます。
  • 画像リサイズのタイプ
      ・元の画像の縦横比を無視し、縦横共に画面サイズいっぱいに拡大する
      ・縦方向を画面サイズに合わせ、横方向は元の画像の縦横比に合わせてその半分に拡大する
       ※ディスプレイの構造上、横幅は元の画像の2分の1の幅で用意する必要があるため。
     の、2種類から選択することができます。
  • クリッピングマスク
     立体のオブジェクトが画面の端に掛かると立体感が大きく損なわれてしまうため、用意する画像はできるだけ端に掛からない物が理想です。
     しかし用意が難しい場合は、応急処置的にマスクをかけて端を遮蔽することができます。

     なお、マスクは
      ・なし
      ・通常(直線で四角く区切る)
      ・ぼかし(境界をぼかした線で、四角く区切る)
     の3種類から、選択することができます。
  • アニメーション速度
     アニメーション速度とは、次の画像を表示するまでのウェイト時間を表します。
     「変更する」をクリックするとダイアログが表示されますので、任意の数値を入力して下さい。
  • フルスクリーンで表示する

    立体ディスプレイでの使用に際し、フルスクリーンでの表示が必要になります。
    フルスクリーンにするには、画面左上に常駐しているメニューの「環境設定→画面」をクリックし、フルスクリーンにチェックを入れて下さい。

    3.修正と改良

    使用しているスクリプトについて

    Stereograph_Viewerは、Nscripterというスクリプトエンジンを使用して作成しています。

    このアプリに修正や改良等を加える場合は、studentに置いてある方の本体に同梱のNScr Referenceをご参考にどうぞ。
    ※NScr Referenceは、NScripter Scripting Factory さんよりお借りした物です。
     再配布禁止ですので研究室内でのみご利用下さい。
     subversionの方には入れていません。

    修正・改良等を加えたときは

    アプリ本体に修正・改良等を加えたときは、下記もセットでお願い致します。

  • (10.txt)バージョン番号と、最終更新日表示用スプライトの書き直し
  • (99.txt)キャプション等バージョン情報の書き直し
  • (バージョン管理表.txt)バージョン番号、更新日、簡単な作業内容の記録