宇宙を感じる季節がやってきました。今年も七夕講演会(愛媛会場)を開催いたします。
今年度は、鹿児島大学、熊本大学に加えて山口大学を加えた四大学の共同開催として七夕講演「宇宙への招待」をお楽しみいただきたいと思います。
【日時】2024年7月7日(日) 13:30~16:00
【場所】愛媛大学 南加記念ホール+オンライン
【対象】一般向け
【申込】入場無料 、オンライン参加の場合のみ参加申込みが必要です。
申込みを締め切りました。多数の申込みありがとうございました。
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オンライン参加申し込み
(※受付締切 2024年7月3日(水))
申込みをされた方には、後程zoom接続情報をメールでお知らせします。
対面参加の方は、事前申込不要です。直接会場へお越し下さい。
講演タイトル:
『星の赤ちゃんはロケット?シミュレーションで迫る星・惑星系の誕生過程』
講演者:
高石 大輔(鹿児島大学 特任助教)
概要:七夕の夜になると、織姫と彦星に思いを馳せながら、多くの人が夜空を眺めます。その夜空を埋め尽くす星々がどのように誕生したのかを調べる研究は、コンピュータシミュレーションの利用によって劇的に進展しています。私たちは、星の赤ちゃんである原始星が、アウトフローと呼ばれるガス流出によって加速度運動を生じて移動する「原始星ロケット」現象を発見しました。この公演では、「原始星ロケット」現象をはじめ、最先端のシミュレーションを用いて解明された星・惑星系の誕生過程に関する成果を紹介します。最新の研究成果を通じて、素敵な七夕をお楽しみください。
講演タイトル:
『すばる望遠鏡観測で見る銀河の衝突合体』
講演者:
大森 清顕 クリストファ(愛媛大学 特別研究員)
概要:天体望遠鏡で夜空を眺めると、我々が住む天の川銀河以外にも、大小形状色とりどりの様々な銀河が存在する事がわかります。この数多の銀河は、最初からこう言った色や形状を持っているのでなく、様々な進化過程を経て成長した結果の姿です。その進化過程の一つに銀河の衝突合体─複数の銀河がぶつかり、一つになる過程─がある事はわかっていますが、銀河が衝突合体した時に具体的に何が起きるかはまだ謎に包まれています。本講演では、銀河の衝突合体について紹介し、すばる望遠鏡観測によって明らかになった謎についてもお話しします。
講演タイトル:
『電波で見た宇宙の姿』
講演者:
藤澤 健太(山口大学 教授)
概要:山口大学では「電波望遠鏡」を使って宇宙の研究を行っています。私たちが夜空を見上げると無数の星が見えます。宇宙には光っている星がたくさんあるのですね。ところが、宇宙には光を出さない星もたくさんあるのです。こういう星は目では見えませんので、私たちはなかなかそれに気づきません。そんな変わった星たちの中には、強い電波を出す星があります。これを見るための望遠鏡が電波望遠鏡です。この講演では、電波望遠鏡で見た宇宙の姿をご紹介します。