2024年度の愛媛大学宇宙進化研究センター講演会を開催します。
【日時】2024年11月30日(土) 14:00~15:30
【場所】愛媛大学 南加記念ホール
【対象】一般向け
【申込】入場無料 、 参加申し込み不要
講演タイトル:
『超伝導技術で挑む銀河とブラックホールの謎』
講演者:
河野 孝太郎(東京大学大学院理学系研究科附属天文学教育研究センター 教授、センター長)
概要:
現在の宇宙に存在する銀河とブラックホールの質量を調べてみると、
両者は緊密な関係を示すことが明らかになってきました。
こうした銀河とブラックホールの関係は、いつ、なぜ、どのように実現したのでしょうか。
現代天文学における最大の謎の一つとも言えるこの問題に迫る手がかりが
サブミリ波と呼ばれる電磁波の観測であり、さらに、そこで鍵となる要素技術が超伝導です。
私たちは、超伝導を、アルマとは異なる形で活用した、全く新しい観測技術を
世界に先駆け提唱・実証し、その評価を現在進めています。これが実用化されれば、
従来の観測では見逃されてきた、銀河とブラックホールの成長の鍵を握る天体種族を
発見できると期待しています。
講演では、アルマやすばる・JWSTによる最新の観測成果とともに、
超伝導を駆使した新たな宇宙観測技術とその将来展望を紹介させて頂きます。
事前申込不要です。直接会場へお越し下さい。