本研究部門では、宇宙空間における爆発現象を研究しています。
地球上で生活しているうえでは、あまり身近に宇宙での爆発を感じることはありませんが、
地球の周辺の宇宙でも頻繁に爆発現象が起こっています。
中でも太陽大気(コロナ)で起こる大規模爆発(フレア)は、非常に大きなエネルギーを
解放し、宇宙飛行士の被爆や衛星故障・通信障害などを引き起こします。
宇宙物理における重要な現象であることはもちろん、
今後の宇宙開発を考える上でもこの現象の理解は重要です。
我々の主な研究手段は、スーパーコンピュータを用いた大規模な数値シミュレーションと
太陽観測衛星や地球磁気圏観測衛星で得られるデータ解析です。
常勤研究者2名と多くの学生で宇宙空間における爆発現象を解明し、
得られた成果を世界に向けて発信し続けています。